ひよこまんじゅう

にわかインフラ寄りSEの覚書と雑記

切迫早産で入院した話④+出産した話

その後経過は問題なく時が流れまして、

36w0dの朝6時に、ウテメリン3A30ml/hを止めました。

ここで張り返しからの陣痛になればそのまま出産、

1日何もなければ退院?という予定

 

その後3時間ぐらい経ち、内診グリグリ?若干弱めにされる。多少〜の出血?でもおりものに一瞬ピンクが混じる程度。

NST取ると、5分間隔くらいで張り返し?があるものの、痛みは無く。陣痛には繋がってないな〜という感じ

お昼ご飯後もう一回内診してもらうと、なんと子宮口が5センチ開いているとのこと。。

(朝の時点?では3だか4だかだった気がする)

ここで再度内診グリグリを2人の方にされ、めちゃくちゃ痛い、、

(振り返ればこの後の方が痛いのだが、この時は張り返しより何より痛かった)

その後再度NSTするが、朝と変わらずな感じ。

 

このまま様子を見る事もできるけど、子宮口開きも大きいし、もともと頸管も8㎜とかだし、病院から自宅までも1時間くらいかかるため、このまま退院すると、陣痛きたり張りが増えたときに、途中で生まれてしまうリスクがあるとのお話で、陣痛促進剤を使う事を提案される。

 

それを、今からやるか、このまま陣痛待ちして、こなければ明日使うか。

 

うーんと悩んで、夜中陣痛きてもなというのと、明日までドキドキするくらいなら今からのがいいか?と思い、今から使う事にしました。

 

14時半頃 促進剤点滴開始。

30分おきくらいに流量を増やす。

段々痛み出てきたかな?と思いつつ内診

子宮口は5→6→7…と開いてゆく。

6センチくらいからあー、これが陣痛…という痛みが出てくる。

7センチくらいから耐えるのがキツい程度には痛かった気がする。

痛みがきたら鼻から吸って口から長く吐く、でいきみ逃してという事で、時計の秒針の音と呼吸に集中する事でなんとか耐える。

 

そこから全開になるまでの間、段々痛みも増すし間隔も狭まってくる。

9→全開あたりで、もうなんか出そうだし痛いしまだ全開ならないのか?と地獄がはじまりはじめる。

ひたすら呼吸に集中することで耐えるが、痛みが来るたびもう限界だ、無理だ、アーて感じになって、無駄にナースコールしたりしていた。。

と言うのも、この時、陣痛中またはお産中の方がなぜか3人くらい重なってて、夜勤への切り替わりの時間帯だったのもあり、看護師さんたちもバッタバッタしていたため、つききりになっていただくことは難しく、1人で耐えなければならない時間が多くて辛かった。

 

もう耐えられん、ムリ、を訴えて2回目くらいで全開になってるぽかった。

(子宮口の開きを見るのに内診されるのも痛かった)

この時の私の考えが甘かったのだけど、全開になればあとはいきむだけでゴールは間近だと思っていた。

なので、前のお産の方の処置が終わってないからいきみ逃してまだ待ってくれと言われた時、1回目の絶望を味わった。

全開からの陣痛の痛みは半端なかったから。

痛いって言うか痛いのもそうなんだけど、出ないようにしなきゃならないのがキツかった。

よく、大の方が出そうな感じって表現されるけど、本当そうだった。

定番のテニスボールをお借りしたが、使った方が楽なのか楽じゃないのかもう訳がわからなかった。

…が、この時は呼吸でなんとか耐えようと、まだ努力できた。からまだ、振り返ればだけど、この時の辛さはMAXではなかった。

前に分娩になった方の叫び声が聞こえて、怖かった。

(切迫入院中、夜中に陣痛室から痛いよ〜痛い〜って叫び声が廊下に響いたことがあり、出産の叫び声を初めて聞いた訳じゃなかったので、まだ精神的ショックはマシだったが)

 

訳もわからずとにかく死にものぐるいで耐えてる間に分娩室の準備が終わり、移動。

もう産める、終わるんだと思った。

 

しかし実際ここからが長かった。

子宮口は全開だが、赤ちゃんが降りきってないから降りるまだもう少し耐えてと言われる。

しかも、向きが回転不足なので、横向きで耐えてと言われる。

回転さすのに左向きだってことだったのだけど、左向きになると赤ちゃんの呼吸が落ちるため、右向きに。

それって余計時間かかるやつじゃんと思った。

ここから2回目の絶望を味わった。

 

実際、降りてこないし全然回転しないし、なのに陣痛はどんどんひどくなり、呼吸で逃すとか無理だった。もう呼吸を意識できない。テニスボール的圧迫とかもはや意味ない。むしろ痛い気もするけどどっちがマシとか冷静に判断できない。

間隔も、1分とかだったような気もするけど、

規則的に来る時もあればずっと痛い時もあって。なんも考える間も無く次の波が来る。

痛すぎてモニターや時計を見てる余裕なんて皆無。

手すりを思いっきり握って、足を思いっきり突っ張って、それでももういきみ逃すのも無理、痛すぎて無理。

赤ちゃんの酸素が足りなくなったのか?、気づいたら酸素マスクされてました。

そしてお産重なりやっぱり1人の時間が多い。。

無駄に何度かナースコールする。。

数分外して大丈夫ですか?の問いに辛すぎて頷けなくなる。

どうにか逃げ出せないのか?早く解放される術は?だって全然回転しないしあとどんだけこれが続くのか?

で、出した結論は「もう無理」

ナースコールしてとにかくもう無理です…無理です…って死んだ顔で訴えた。

 

先生と相談してきます。

と言われて待つと、ゾロゾロたくさんの先生と看護婦さん(助産師さん)が現れる。

 

で、、多分だけど、下から指突っ込んで赤ちゃんの頭を捻りつつ、腹の上からもグリグリゴリゴリされて、強制的に向きを直してくれてたんだと思う。

この時痛すぎて、陣痛が来てるのか腹が痛いのか突っ込まれた手が痛いのかもう訳がわからないけどとにかく痛い。意味がわからない痛い。

この辺から痛いです痛い痛いって声が出てましたね。。

ただもう訳わからなくても言われるままやるしかなかった。

赤ちゃんおろすために、いきんでくださいとこの辺りから言われた気がする。突っ込まれた手の方に向かって!って。

走行してる間に会陰切開。麻酔効いてたはずだけど痛かった…がもうなんか全部痛かった。

陣痛のタイミングでいきむって言われても全部が常に痛くて訳がわからなかったけど、息を止めて必死にいきんだ。

タイミングと息が続かず変なとこで止まったりしてしまったため、もうこのままいきもう!ってなって言われるがままいきむ。

 

下見て〜!って言われた時、頭が出てた。

どぅるんってなるのかなって思ったけど、それもよくわからんくらい痛くて気づいたら出てた。

 

オギャーとすぐに泣いて、すぐ痛みから解放された…

終わった…と思った。

19時前だったので、促進剤点滴し始めてからは4時間半ほどですね。

 

その後はボーッとしてる間に縫合とか胎盤出したりとか、点滴とか諸々処置があった。

 

赤ちゃんは胎脂でまっしろで、でもちゃんと泣いてて安心した。

予想2500gのはずが3100あった。

 

4時間半なので普通の人より陣痛に耐える時間はもちろん短かったと思うけど、痛みがピークの全開になってからが長くて(と言っても恐らく1時間半?なんだけど)、この苦しみは二度と耐えられないと本当におもった。

切迫だからスルッと生まれると思ったら全然そんなことなかったと個人的には思いました。

 

今産後3日ですが、やはり36w0dは早産になるためか、赤ちゃんは肺機能が未熟なため?の多呼吸、高カリウム、血液検査での炎症の値が高め…など所見がいくつかあり、NICUへ入院になりました。

今のところ経過は良好で改善に向かっているようですが、私の方が先に退院になりそうです。

 

と言うことで長くなりましたが…

切迫だと点滴オフするとすぐ出産になるか?という点、私の場合はすぐには陣痛の痛みには繋がらなかったが、子宮口の開きが大きかったため、リスク回避で促進剤を使っての出産という結果でした。

子宮口の問題が無ければ、一度退院となっていたかもしれません。

 

切迫だから安産傾向か?についても、陣痛時間だけ見れば確かに短いのかもしれませんが、言うほど安産でもなかったように思いました。

促進剤の影響かはわかりませんが、赤ちゃんの降下、回旋不足?があり全開からいきめるまでが長くて辛かったので。。

 

ただ、リスクを回避して退院せず産めたこと、NICUのある病院で産めたことは良かったと思います。

何かあっては怖いし、生まれた後の治療もスムーズにお任せすることができたので。

 

今思うと、子宮筋腫が大きかったのも早産リスクを上げていたのかな…

 

 

一個人の体験談でしかないですが、どなたかの参考になれば幸いです。